板倉滉「黄金の壁」独占インタビュー!(4)「五輪世代に足りないもの」五輪と日本代表への思い:後編の画像
日本代表でも存在感を高めるため、板倉は欧州で成長を続ける 写真:渡辺航滋
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現在、オランダの1部リーグ、エールディビジでは5人の日本人選手がプレーしている。日本代表板倉滉もフローニンゲンの一員として、ヨーロッパで3年目となるシーズンを迎える。日本代表の将来を担うと期待される逸材は、どんな思いでヨーロッパで戦い、新シーズンに臨んでいくのか。2020-21シーズン開始に向けてトレーニングを続ける板倉に話を聞いた。

■お気に入りはヤヤ・トゥーレ

  ボランチとCBの両方で高いレベルを目指すとの意識を語った板倉。その眼は、常に高みを見据える。

――ボランチで理想とする選手はいますか。
「(元コートジボワール代表)ヤヤ・トゥーレみたいな選手は好きですよ。点も取れるし、守備と攻撃の両方で活躍できる。そういうプレーは好きですね」

――センターバックではどうですか。
「誰だろう。(オランダ代表フィルジル・)ファン・ダイクは、見ていて“すごいな”と感じます。1対1で抜かれないというか、最後の最後で“オレがいるぞ”という雰囲気が出ている。センターバックで、あれだけの存在感を出せるというのはすごいことだと思います」

 板倉は、2019年9―10月の国際親善試合、ワールドカップ・アジア2次予選でも日本代表に招集されている。クラブでも出場を続けており、日本代表に入り続けたいとの意欲は、さらに高まったことだろう。
 それだけに、コロナ禍で日本代表が活動できないことには落胆があるだろう。さらに、2021年へと延期となった世界大会、東京オリンピックに対しても。

――五輪の延期は、どうとらえましたか。
「もちろん開催してほしかったけど、仕方がないと考えています。こればかりは、どうしようもないな、と思って。だから必要以上に“オリンピックが…”と落ち込んだりはしませんでしたね。今は2021年の五輪に出られたらいいなと思いつつ、あまりそこに集中しすぎるよりも、フローニンゲンでの毎試合にフォーカスするようにしています」

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