J1リーグ第15節 川崎フロンターレ―ヴィッセル神戸
9月9日(水)|18:30 等々力陸上競技場
これほどの“連戦”も、そうはないだろう。川崎Fと神戸はリーグ戦、ルヴァンカップ、そしてリーグ戦と、実に3週間で3度目の対戦を迎えるのだ。
第1ラウンドとなる神戸でのJ1第24節では、ホームチームがリードして前半を終えたが、川崎Fが75分に追いついて引き分けた。だが川崎Fの鬼木達監督は、「負けに等しい」内容だったと語っている。
川崎Fがその意趣返しをしたのが、9月2日のルヴァンカップ準々決勝。21分までに3得点し、終わってみれば6−0と圧倒していた。
神戸のトルステン・フィンク監督は、「やるべきことはわかっている」と、押さえるべきポイントとゲームのイメージは思い浮かんでいる。3バックと4バックも使い分け、トーマス・フェルマーレンらも戻ってきた。ルヴァンカップでの対戦がリーグ戦とまったく違うものになったように、神戸がこの3戦目をガラリと違うものにする可能性は十分にある。
何とか首位独走を止めたい他チームの期待も背負いつつ、神戸は果たして“三度目の正直”で勝利をつかめるのか、注目だ。
■川崎フロンターレ
1位 勝ち点38 12勝1敗2分 得点44、失点13、得失点差31
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】長谷川
【直近5試合結果】
○A横浜M 3-1
○A神戸 6-0
○H清水 5-0
△A神戸 2-2
●A名古屋 0-1
【通算対戦成績】
通算 31試合・15勝8分8負
ホーム 14試合・ 8勝3分3負
アウェイ 17試合・ 7勝5分5負
【直近対戦成績】
2020年9月 2日 ルヴァン準々決勝 A6○0
2020年8月26日 J1第24節 A2△2
2019年9月28日 J1第27節 H1●2
2019年9月18日 天皇杯4回戦 A2●3
2019年4月28日 J1第 9節 A2○1
【今節のみどころ】
前節は昨季王者の横浜FMを相手に、力を見せつけて3−1の勝利。今季初の連続先発となった守田英正がアンカーとして存分に働き、3試合ぶりの先発起用に三笘薫が2得点で応えるなど、メンバーを変更しながらも力が落ちないことを改めて証明した。
ルヴァンカップでは大勝したが、8月26日のリーグ戦で2−2と引き分けた神戸相手にも、その第24節とは少しメンバーを変えてくる可能性がある。その選手たちがしっかり仕事をして勝利をつかめば、「リベンジ」の手応えはさらに強くなる。アウェーでの第24節に帯同しながらメンバー外となった齋藤学といった選手たちには、その思いは一層強いはずだ。