フランスのリーグ・アン、ベルギーリーグなどですでに開幕している、欧州各国の20/21シーズンのリーグ戦。今後、スペインのラ・リーガやイングランドのプレミアリーグ、オランダリーグが開幕する。その中で、日本人選手の登場する試合を紹介しよう。
■ラ・リーガ(スペイン)
9月13日:「ビジャレアルvsウエスカ」久保建英vs岡崎慎司
9月20日:「ビジャレアルvsエイバル」久保建英vs乾貴士
まず最大の注目は、なんといっても9月13日に行われるラ・リーガ第1節の「ビジャレアルvsウエスカ」の、久保建英vs岡崎慎司だ。昨季プレーしたマジョルカを離れ、今季はビジャレアルでプレーすることとなった久保。スペイン代表選手が2人所属するなど、上位を狙う選手層を持つ。その中で、久保が開幕先発を勝ち取れるか注目となる。
一方の岡崎は、昨季からスペイン2部のウエスカでプレー。4シーズン所属したレスター(プレミアリーグ)から心機一転の移籍で(マラガを一瞬だけ挟む)、37試合に出場。12得点を挙げて、チームの1部昇格に貢献した。チームにとって2シーズンぶりに参戦するスペイン1部での行方を占う開幕戦だけに、ぜひとも勝利が欲しい。
先発する場合、久保は左サイド、岡崎はセンターFWが予想される。そのため、直接ピッチでボールを競る場面は少ないかもしれないが、得点やアシストという目に見える結果で争うことになりそうだ。
そして9月20日の第2節では、「ビジャレアルvsエイバル」という久保建英vs乾貴士の対決が見られる。久保としては2戦連続ホームで戦う利があるが、乾としてはラ・リーガの先輩としての威厳を見せたいところ。乾は左サイドでの先発が有力視されているため、久保とは逆サイドの可能性が高い。お互いがお互いのサイドを制圧し、存在感を発揮できるか。
なお、久保建英は第3節で古巣・バルセロナと戦うので、開幕から3節は久保建英から目が離せない日本人が続出するはずだ。ちなみに、岡崎慎司と乾貴士の直接対決は11月8日まで待たねばならない。ウエスカのホームに、エイバルが乗り込む。