ネイマールの移籍の決め手、それはリオネル・メッシの2番手からの脱却だったといわれている。
ルイス・スアレス、メッシ、ネイマールは2014ー15シーズンから3シーズンにわたりバルセロナの攻撃の軸になった。「MSN」と称された3トップは破壊的な攻撃力でスペインと欧州を席巻した。
バルセロナがメッシの後釜としてネイマールを獲得したのは間違いない。だがネイマールはメッシの引退まで待てなかった。バルセロナでメッシと一緒にいる限り、それは「メッシのチーム」である。肥大化するエゴと期待がネイマールに移籍を促したと言える。
「私なら、ネイマールを獲得しなかっただろう。私はチーム内の紛争を回避するタイプだ。そして、ネイマールを獲得した現在、メッシの売却を考慮すべきかもしれない」
2013年夏にバルセロナがネイマールを獲得した折、ヨハン・クライフは語っていた。バルセロナの創造主が指摘したように、「M」と「N」の融合は3シーズン以上もたなかった。