J1リーグ第11節 北海道コンサドーレ札幌―大分トリニータ
8月19日(水)|19:30 札幌厚別公園競技場
札幌も大分も、3-4-2-1を基本フォーメーションとしてきた。ともにその中で“自在”に変化をしていくが、より相手を惑わすのはどちらだろうか。
札幌はパスサッカーを展開する相手に対してマンマークの守備で対抗し、フォーメーションを変える試合が増えていた。だが今節は、「自分たちのサッカー」で真っ向勝負することになるだろう。試合の流れや選手交代に合わせ、ポジションを入れ替えながら自分たちの術中に相手を引きずり込むのだ。
大分は、試合ごとに目まぐるしく先発が入れ替わってきた。ここ数試合はメンバーが落ち着いてきたかに見え、前節は横浜FMを1-0で下したが、同じ先発11人で臨むとは限らない。選手のコンディションの問題もあるかもしれないが、片野坂知宏監督ならば、それを逆手に取ってもおかしくはない。
昨季の対戦は、大分が2戦2勝。今回も先発メンバー発表から試合終了まで、両チームの智将が知恵を絞り合うことになる。
■北海道コンサドーレ札幌
10位 勝ち点12 3勝4敗3分 得点16、失点21、得失点差-5
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】白井
【直近5試合結果】
●H川崎 1-6
△H横浜FC 1-1
●A清水 1-3
○H広島 2-1
●H神戸 2-3
【通算対戦成績】
通算 22試合・8勝5分9負
ホーム 11試合・6勝4分1負
アウェイ 11試合・2勝1分8負
【直近対戦成績】
2019年 7月13日 J1第19節 A1●2
2019年 4月 6日 J1第 6節 H1●2
2015年10月25日 J2第38節 A0●2
2015年 6月29日 J2第20節 H1△1
2014年 7月20日 J2第22節 H1△1
【今節のみどころ】
前節は首位の川崎Fに6ゴールを献上して敗れた。最近は相手をリスペクトし、合わせすぎる守備に傾いていたかもしれない。3連敗の今こそ、自分たちのサッカーを見つめ直す時だろう。
鈴木武蔵のベルギーへの移籍が決定した。前節は試合途中から4-2-3-1のフォーメーションに戻したが、今節で1トップに入るのはジェイか。前節の今季初ゴールに続く得点へ、期待がかかる。
大卒ルーキー高嶺朋樹ら若手も奮闘し、試合内容も決して悪くはない。ここで勝ち点を手にし、今後につながる自信を取り戻したいところだ。