J1リーグ第4節 湘南ベルマーレ―北海道コンサドーレ札幌
7月12日(日)|19:00|Shonan BMWスタジアム平塚
雌伏の時間のスパンに違いはあれど、J2とJ1の間の昇降格を数度経験してきた同士の対戦だ。札幌は2017年から4シーズン目、湘南は2018年から3シーズン目とJ1で戦い続けるが、これはそれぞれのクラブにとって、J1で戦い続ける最長記録である。今回の対戦は、そうした歴史も踏まえて、成熟度が問われる試合となりそうだ。
「湘南スタイル」と、Jリーグで複数クラブを経てもぶれない「ペトロヴィッチのサッカー」と、ともに確立されたスタイルを持つ。まさにスタイルの対決=スタイル・ショーダウンとなる開幕4戦目での対戦は、未来を切り開く証左となる。
戦い方云々ではく、互いにひたむきなプレーがファンを引きつける。その上で結果も引き寄せてくれれば、応援する者にとって言うことはない。
■湘南ベルマーレ
16位 勝ち点0 0勝0分け3敗 得点4、失点7、得失点差-3
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】松田
【直近5試合結果】
●A横浜FM 2-3
●H仙台 0-1
●H浦和 2-3
◯ルH大分 1-0
△A松本 1-1
【通算対戦成績】
通算 35試合・10勝10分15敗
ホーム 17試合・ 5勝 4分 8敗
アウェイ 18試合・ 5勝 6分 7敗
2019年 5月22日 ルヴァン予選(6) H2△2
2019年 4月10日 ルヴァン予選(3) A1●4
2019年 2月23日 J1第 1節 H2◯0
2018年10月20日 J1第30節 H2△2
【今節のみどころ】
横浜FM相手の前節では、結果的に3点を失って敗れたものの湘南らしさを取り戻していた。球際での激しさと、果敢に前へと出る意欲。先制点を含む2ゴールも奪っており、この流れを継続したいところだ。
前節は2トップを入れ替えるなど、仙台戦から先発メンバーを5人変更した。チーム全体で戦っていく方針であるようで、この試合でも前節にメンバー外だった石原直など、フレッシュな選手が先発に名を連ねる可能性はある。
前節でも、J1再開戦で起用のなかった選手も躍動していた。浮嶋監督の選手起用には、過密日程となる今季は特に、シーズントータルを含めてのマネジメントがうかがえそうだ。
内容のいい試合をした直後だけに、このゲームの内容と結果ともに、大きな意味を持つことになる。