Ｊ１リーグ第２節 ヴィッセル神戸―サンフレッチェ広島
７月４日（土）｜１９:３０｜ノエビアスタジアム神戸
昨季好調同士の対戦だ。神戸は引き分けだったものの、互いに悪くない開幕戦を戦っている。中断期間を経たとはいえ、興味深い対戦となる。
このカードが楽しみなのは、昨年の２度の対戦で多くのゴールが生まれているからだ。ともに広島が大勝したのだが、神戸も２試合ともに２ゴールを挙げており、今回の激突でも多くのチャンスが生まれるエキサイティングな展開を期待したい。
神戸は昇格組の横浜FCとの引き分けで勝ち点１を得たにとどまっているが、内容的にはかなり押していた。世界的名手イニエスタは言うに及ばず、力がある選手もそろっている。６失点した前回対戦では、試合への入り方が悪かった。修正点は、明らかだ。 広島は開幕戦で鹿島に３－０と快勝し、１試合を終えただけながら、ここまで首位に立ち続けてきたのは、決して悪い気分ではないだろう。ただ、その試合も序盤にポストを叩くシュートを放たれるなど、危ない場面もあった。広島としても、やはり試合への入り方が一つのポイントとなりそうだ。
■神戸
７位 勝ち点１ ０勝０敗１分 得点１、失点１、得失点差０
【出場停止】なし
【直近５試合結果】
△Ｈ横浜Ｃ １－１
◯ルＨ磐田 ４－１
◯Ａ鹿島 ３－１
◯ＨＣ大阪 １－０
●Ａ名古屋 ０－３
【通算対戦成績】
通算 ３４試合８勝１０分１６負
ホーム １７試合・６勝５分６負
アウェイ １７試合・２勝５分１０負
【直近対戦成績】
２０１９年１０月５日 Ｊ１第２８節 Ａ２●６
２０１９年４月１４日 Ｊ１第７節 Ｈ２●４
２０１８年８月１５日 Ｊ１第２２節 Ｈ１△１
２０１８年５月６日 Ｊ１第１３節 Ａ０●２
２０１７年１１月１８日 Ｊ１第３２節 Ｈ１●２
【今節のみどころ】
酒井がＪリーガー初の新型コロナウィルス感染者となってしまった神戸だが、その後は負傷離脱する選手が出ることもなかったようだ。
チーム全体としても、３バックと４バックの両方のフォーメーションを使えるよう、トレーニングに励んできた模様だ。試合中にでもフォーメーション変更ができるほどに成熟に取り組んでおり、しっかり守ってショートカウンターを狙う広島に対して、ポゼッションしながらの攻略を目指す。
また、世界的名手がいるだけではなく、郷家といった才能ある若手もいる。前述のとおりフォーメーションにオプションがあるように、試合中の選手交代、さらに今後の過密日程に向けてのローテーションをにらんでも、“フレッシュ”な選手の登場が期待できそうだ。
