■リバプールのサラーは快挙に挑む

●残留争い

 18〜20位が降格となる残留争いは、15位ブライトン(勝点29)から、16位ウェストハム(勝点27)、17位ワトフォード(勝点27)、18位ボーンマス(勝点27)、19位アストン・ビラ(勝点24)までの5チームが勝点4差の中にいる混戦で、最下位のノーリッジ(勝点21)は残留ラインとは勝点6差とやや厳しい状況だ。

 一方、EL出場権が見えるニューカッスルやサウサンプトンも、危険水域のウェストハム、ワトフォード、ボーンマスとは勝点7〜8差で、もたつけば一転残留争いに巻き込まれてしまうだろう。

コロナ禍の影響を受け、チーム状態が懸念されるのがワトフォードだ。家族を感染のリスクに晒したくないと、キャプテンのトロイ・ディーニーがチーム練習への参加を拒否しているのだ。ここまで18試合で6ゴールを挙げている主砲にして、百戦錬磨のリーダーを失う痛手は小さくない。

●得点王争い

 19ゴールでトップのジェイミー・ヴァーディー(レスター)を、17ゴールのピエール=エメリク・オーバメヤン(アーセナル)、16ゴールのモハメド・サラー(リバプール)とセルヒオ・アグエロ(マンC)、15ゴールのダニー・イングス(サウサンプトン)が追う展開。サラーはプレミアリーグ史上3人目となる3年連続得点王の快挙に挑む。

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