Ｊ１清水エスパルスの山室晋也代表取締役社長（６０）が２０２０年４月１日付で退任し、用具担当に就任することがクラブの公式サイトで発表され、同日の臨時取締役会で承認された。
山室氏は１月に社長に就任したばかりだが、
「初めて関わることになったサッカー界だけに不慣れな点も多く、自分なりにこれまで必死に勉強して参りました。しかしながら、このままで良いのかという想いが強くなり、このたび社長を潔く退任することと致しました」
とコメント。また、
「苦渋の選択ではありましたが、これがエスパルスが更に大きく飛躍するものと信じて決断いたしました。ファン・サポーター、パートナー、そしてエスパルスにかかわる多くの皆様から、熱い期待のお言葉を頂戴していながら大変申し訳なく残念でなりません」
と謝罪の言葉も述べていた。が……。
「クラブの公式ツイッターアカウントも山室氏の用具担当就任について投稿していますが、そこには“エイプリルフール”のハッシュタグが付いていた。つまり、４月１日のエイプリルフールのネタだった。ただ、実際に社長は用具担当としての業務も体験したようで、ツイッターにはボール運び、カートの運転、スパイク磨きを行っている動画も投稿されています」（専門誌記者）
サポーターからは「社長ともどもヤルなぁ（笑）」といったコメントも寄せられていたが、リリースだけでなく、一時はプロフィールにまで掲載していたリアルさに「一瞬心臓止まった」や「普通に騙された笑」との反応も少なくなかった。
