横浜FC 2020年チーム展望
<戦力評価> E
<今季の目標> J1残留
<補強分析> D
<戦術> C
<フロント力> D
J1に挑むのは、07年以来クラブ史上2度目のこととなる。達成すればクラブにとって初めてとなるJ1残留だが、そのミッションを達成することができるだろうか。
昨季はスタートダッシュに失敗し、13試合を終えて4勝どまりの14位に沈んだ時点で、タヴァレス監督の解任を決定。ヘッドコーチから昇格した下平隆宏監督が後を受けると、チームはJ1自動昇格となる2位でシーズンを終えた。
下平監督は第19節から18試合無敗を記録するなど、着実に勝ち点を積み重ねていった。監督交代後に挙げた19勝のうち過半数の10試合が1点差の勝利。ギリギリの勝負をものにし続けた末に2位となり、J1自動昇格を決めた。
クラブ初のJ1昇格を決めた2006年の横浜FCは、高木琢也監督の下で堅守をベースにJ2優勝をつかみ取った。だが、翌年のJ1ではその戦い方は通用せず、史上最速でJ2降格が決まってしまった。
ここまでの公式戦を見る限り、今回も守備に重点を置いての戦いを余儀なくされることになりそうだ。ルヴァンカップでは、なかなか見せ場のないままにサンフレッチェ広島に0-2で敗れている。リーグ初戦でも天皇杯優勝を果たしたヴィッセル神戸に、7割近いボール保持率を許した。シュート数は4本ながら隙を逃さず先制に成功したものの、その後は押され続けるうちに同点ゴールを許し、1-1で引き分けた。