■敵将は元柏のレジェンド黄善洪!日韓クラブの“逆転した力関係”
大田の監督は、2000年から2002年にかけて柏でプレーしていた黄善洪(ファン・ソノン)。試合後には柏サポーターに挨拶に行ったり、記者会見でも柏に対するリスペクトを語ったが、会見で真っ先に語ったのは金民悳の負傷交代の件だった。
やはり、大田にとってはあの交代によって「守備を固めてなるべく無失点で……」という戦略が狂ったのが痛かったのだろう。
黄善洪が現役だった頃は、代表レベルでもクラブレベルでも日本のチームが韓国相手に勝利することは難しい時代だったが、今ではJリーグクラブが韓国勢に勝つのは当たり前となり、韓国側も日本勢と対戦する時は守備を固めざるを得ない。
そういう意味でも、黄善洪監督にとっては“感慨深い”一戦となったことだろう。
さて、僕が感心したのは、試合内容だけではなかった。
リカルド・ロドリゲス監督が見事なマネジメントで過密日程を乗り切ろうとしているその手腕である。
柏にとっては、かなり厳しいスケジュールだった。
柏は10月21日の水曜日には絶好調のFC東京と対戦して引き分け、24日の土曜日に鹿島アントラーズに3-2と勝利。J1上位とのアウェイ連戦を終えてすぐにタイまで移動して27日の火曜日にラーチャブリーと戦ってスコアレスドローで勝点1を獲得。
帰国した柏は31日の土曜日には浦和レッズと戦った。
この間、柏はメンバーを全面的に入れ替えるような極端なターンオーバーはせずに、多くのポジションでローテーションさせながら戦っているのだ。
















