■林幸多郎、金子拓郎ら浦和の猛攻を凌ぐ!戦術が激突した今季J1屈指のスペクタクル

 31日の浦和との試合はなかなか厳しい試合だった。

 今シーズン新たに就任したチョウ・キジェ監督の戦い方が浸透してきた浦和は、次第にチーム力を上げてきている。

 結果として浦和は0-4と大敗を喫したものの、柏との試合で素晴らしいパフォーマンスを見せた。守備時にはダニーロ・ボザ、宮本優太、工藤孝太の3バックだが、攻撃に転ずるとダニーロ・ボザが開いて4バックの形となって、右ウィングバックの林幸多郎が前線に上がり、右シャドーの金子拓郎とポジションを入れ替えながら多彩な攻撃を組み立てる。

 もちろん、柏のサイドも浦和のシステムチェンジにしっかり対応して、ボールを奪ったらストッパーの原田が攻撃に絡んで、ウィングバックの弓場堅真や小泉佳穂、中川を絡めて右サイドから多彩な攻撃を見せる。

 両チームがピッチ上に描いた、選手と選手を結ぶ網の目が伸びたり縮んだりしながら絡み合う……。スピーディーで知的な攻防が続いた。おそらく、今シーズンのJ1リーグの中でも屈指の好ゲームだったろう(入場者数が1万5000人弱とは、なんともったいない!)。

 ただ、多くのチャンスをつくった浦和が決め切ることができず、逆に中盤でパスがズレたところでボールを奪われて37分に失点してしまった。それでも、前半はむしろ浦和が優勢の試合だった。

(2)へ続く
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