■ 負傷者の穴を埋める圧倒的運動量。安斎颯馬と左サイドの躍動

 見逃せないのが、このところ右MFに定着しているMF安斎颯馬の活躍ぶりだ。今年の前半、FC東京が「百年構想リーグ」を戦っていた時期にはポルトガルのペナフィエルというクラブに期限付き移籍してプレーしていたが、Jリーグの2026/27シーズンが開幕する直前にFC東京に復帰し、第5節から先発出場を続けている。

 疲れ知らずの運動量でスプリントを繰り返すだけでなく、FC東京に復帰後の安斎は高い得点力を示し、マルセロ・ヒアンと並ぶ5ゴールを記録している。キャプテンのDF室屋成、大ベテランの長友佑都、そして左サイドバックの橋本健人といった選手たちの故障でサイドバックが足りなくなったFC東京にあって、状況によってはサイドバックでもプレーできる安斎の存在は小さくない。

 左サイドでは第2節から6試合連続してMF本間至恩が先発、第4節のV・ファーレン長崎戦(アウェイ、3-0の勝利)では中央に走り込んでマルセロ・ヒアンからパスを受け、1人かわして見事なゴールを決めている。しかし第7節のガンバ大阪戦(アウェイ、2-0の勝利)で左もも裏を痛め、以後は欠場が続いている。

 代わって左サイドに入ったのがMF俵積田晃太。力強さを増して縦へのドリブル突破、中央に入っての右足シュートに鋭さを増している。第8節の名古屋グランパス戦(ホーム、1-0の勝利)では、その得意のドリブルで左から中央へぐいぐい上がり、右足で決勝ゴールを決めている。

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