■ GKの“通常ありえないミス”以降、驚異の10戦1失点
しかしジェフユナイテッド千葉と国立競技場で対戦した第3節は、0-0で迎えた後半27分にMF高宇洋がCK後のこぼれ球を叩き込んで先制。40分には交代出場のFW仲川輝人のクロスをやはり交代出場のMF安斎颯馬が頭で決めて2-0で今季初勝利をつかみ取る。
「なかなかフィニッシュに行けず、クオリティの低さが出てしまった。ただ、内容よりも、今われわれに必要なのは勝利だった。これを次に生かしたい」。試合後、松橋監督はほっとした表情で語った。待望のシーズン初勝利。しかしこの時点では、「FC東京強し」の印象はまったくなかった。
だがそこから試合が一挙に安定する。最初の2試合で7失点を喫していたFC東京が、この千葉戦からの10試合で失点はわずか1。9月2日の清水エスパルス戦(アウェイ)でDF森重真人のバックパスを受けたGK金承奎が左足で思い切り蹴り返したボールが走り込んできた清水FW木下康介の体を直撃してしまい、そのままゴールに転がり込んだものだった。
「17位スタート」後の10試合は8勝2分と無敗、得点24失点1、見事な快進撃で勝点を27に伸ばし、第12節終了時点で首位町田と並ぶところまできたのである。それにしても10試合で1失点、それもGKの通常ありえないミスからによるものであるというのは驚きと言っていい。


























