■後半だけで7得点、結末は…

 先制した横浜FMは勢いづき、広島を押し込んだ。後半14分にはコーナーキック後の混戦から途中出場でJデビューを果たした高校3年生・平野遼(かなた)がネットを揺らして2-0とした。

 わずかな時間でゴールを重ねた横浜FMが一気に畳み掛けるかと思われたが、「負けたら終わり」の王者・広島が猛烈な反撃を仕掛ける。

 途中出場の小林志紋が高い位置でボールを必死に追い回し、広島は息を吹き返す。後半21分に荒木隼人のヘディングで1点を返し、同29分には新井直人が美しい直接FK弾を決めて同点とした。

 試合は振り出しに戻ったが、両チームの攻勢は衰えない。後半30分にオナイウ情滋のゴールで横浜FMが勝ち越したが、後半36分に広島の新井が再びネットを揺らして追いついた。

 延長戦突入かと思われた90+4分、“まさかの結末”が待っていた。

 途中出場の木村卓斗がボールを奪って横浜FMがショートカウンターを仕掛ける。ペナルティエリア内で仕掛けた近藤友喜が中央へ折り返すと、懸命に戻った川辺駿が間一髪でクリア。だが、クリアボールが遠野大弥の足元に飛び、遠野はジャストミートできなかったが、カバーに入ったキム・ジュソンに当たってボールがゴールに吸い込まれた。公式記録はオウンゴールとなったが、背番号7の遠野はサポーターの歓声を浴びた。

 後半の45分だけで7ゴールが生まれた死闘を制したのは横浜FM。ディフェンディング・チャンピオンがベスト8を前にして姿を消した。


■試合結果

横浜F・マリノス 4-3 サンフレッチェ広島

■得点者

53分 二田理央(横浜FM)
58分 平野遼(横浜FM)
66分 荒木隼人(広島)
74分 新井直人(広島)
75分 オナイウ情滋(横浜FM)
81分 新井直人(広島)
90+4分 オウンゴール(横浜FM)

PHOTO GALLERY 【写真9枚】王者・広島が早くも敗退! オナイウ情滋が歓喜の疾走&7点目に歓声のサポーターが「背番号7」を歓迎! 喜ぶ新井の2発も勝利に届かず
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