■弱点を克服したクリアソン新宿! 虎の子の1点を守り切る「ウノゼロの自信」

 今シーズンの新宿は守備が際立っている。

 かつて、JFLに昇格した当時は守備が脆く、攻撃を続けながらカウンターから簡単に失点していた新宿。北嶋秀朗前監督が守備強化に舵を切ってから失点は減っていた。今シーズンは、その守備力に加えてボールを奪った後、前を向くベクトルがそろってきたことで守備にも好影響を及ぼして好成績につながっている。

 第6節終了時点までで失点は4。MUFGスタジアム(国立競技場)で開催された第5節、沖縄SV戦で3失点したが、6試合中4試合はクリーンシートを達成していた。

 それだけに選手たちも守備には自信を持っているようで、相手にボールを握られていてもストレスなく落ち着いて対処できるのが強みだ。

 こうして青森の攻撃を耐えた新宿は前半の残り15分ほどでセットプレーを生かしたチャンスをつくりつつ、スコアレスでハーフタイムを迎えることに成功。そして、後半開始直後の48分に相手のミスでボールを拾った村越健太がゴール前まで運んで左サイドでフリーになった中山仁斗が強烈なシュートを決めて勝ち越した。

 その後は、中盤で相手の攻撃の芽を摘みながら試合をコントロールして虎の子の1点を死守。今シーズン5度目となる“ウノゼロ”の勝利をつかみ取って首位の座を守り切った。

 柏のような戦術的な守備、積極的な前からの守備とは違うが、やはり守備力を生かした新宿の勝利だった。

(3)へ続く
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