■大迫勇也ら強力アタッカー陣を完封! 貴重な追加点を生んだ「攻めにつながる戦術的守備」
その後も神戸の攻撃を完封した柏は27分に先制に成功した。
右サイドの小泉から左に振ったパスを受けた遠藤がシュートするとDFに当たってコースが変わったボールが藤尾翔太の前にこぼれ、ストライカーの藤尾がきっちりと反応した。
こうしてホームの柏がリードしたものの、30分を過ぎると神戸がロングボールやジエゴのロングスローを使って何度か反撃を試みる。なにしろ、トップにはJリーグ屈指のターゲットマン大迫勇也がおり、左右にはエリキ、武藤嘉紀といった個の能力の高い選手がいるのだ。ロングボールから一気にゴール前に迫ることができる。
実際、アディショナルタイムには左からのジエゴのロングスローにマテウス・トゥーレルが頭で合わせ、ゴールライン直前で遠藤がクリアする場面も生まれた。
試合内容から言えば、「主導権を握った柏が1ゴールしか奪えなかった前半」と形容することもできる45分間だったので、後半の立ち上がりが注目されたが、柏の戦術的守備は前半以上にうまく機能。後半開始から20分間ほど柏が一方的に攻撃を続け、その間に2点を追加して勝負を決めた。
戦術的守備によって相手のパスを読んでカットできるので、柏の選手たちは高い位置でボールを奪えたし、ボールを奪った瞬間の選手たちの立ち位置が乱れていないので前を向いてボールを奪うとすぐに攻撃に転じることができた。
そして、貴重な柏の2点目をもたらしたのが、馬場の代役として急遽CBの位置に入った戸嶋だった。右サイドでボールを奪うとそのまま持ち上がって小泉とのワンツーで相手陣内深くまで持ち込んでクロスを上げると逆サイドから詰めた山内がループ気味に神戸のGK前川黛也の頭上を越すシュートを決めた。






















