決勝では韓国の堅守を崩せず0-1で惜敗し、3大会連続で決勝・日韓戦に敗れる形での銀メダルとなったサッカー男子U-21日本代表。だが、彼らにとって今大会最大の試金石となったのは準決勝のウズベキスタン戦だ。0-1で迎えた後半、大岩剛監督の次なる一手から怒涛の反撃が幕を開ける。サッカージャーナリスト大住良之が、試合を決定づけた「超攻撃的サイドバック」の躍動と、PK戦にまでもつれ込んだ死闘の裏側を分析。2028年ロス五輪へ向けて再認識させられた“最大のライバル”の強さとは。【第3回/全3回】
■前半9分の絶望と、0-1で耐え抜いた“運命の分岐点”
日本は前半9分という早い時間帯に完全に守備を崩されて(左サイドバックのDF小杉啓太(アイントラハト・フランクフルト=ドイツ)が相手のファウルと思われるプレーでハーフウェイライン付近に倒れたままだったが…)先制され、その後もなかなかプレーがうまく進まなかった。しかしそれでも日本選手たちは粘り強く戦い、前半を0-1で折り返すことができた。これが最初の重要な勝負の分かれ目だった。
そして後半、大岩監督は次々と交代選手を送り込み、試合を変えていく。後半スタートから投入されたMF横山夢樹(セレッソ大阪)が得意のドリブルで左サイドを切り裂き、試合を日本ペースに持っていくと、後半17分には一挙にMF大関友翔(川崎フロンターレ)、MF嶋本悠大(清水エスパルス)、FWンワディケ・ウチェブライアン世雄(オールボーBK=デンマーク)を投入、ウズベキスタンを自陣ゴール前に押し込む。






































