18歳4人同時出場も、「魔境J2」でレッドブル流を待ち受ける「日本特有のシビアな現実」【今季無敗の「Jリーグ初」100%外資系、RB大宮アルディージャの現在地】(2)の画像
昨季開幕戦には、現ドイツ代表監督のユルゲン・クロップが来場。本気度を示したレッドブル・グループは、日本サッカーを変えられるか。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 サッカー日本代表の4連戦が注目を集めているが、同時期に別の熾烈な戦いも行われている。J2、J3の各クラブも、それぞれ昇格を目指して激戦を繰り広げている。中でも鮮烈な印象を残したのがRB大宮アルディージャだ。J2第8節では、ヴァンフォーレ甲府に大勝。Jリーグ初の100%外資系クラブは、日本のスタンダードを変え得るのか。サッカージャーナリスト後藤健生が、J2で唯一今季無敗の「黒船」の可能性を探る。

■大胆な選手起用

 今シーズンのRB大宮アルディージャについては、思い切った若手の起用が大きな注目を集めている。「外国人監督ならではの」と伝えられることも多い。

 実際、このヴァンフォーレ甲府戦でも18歳の木寺優直とエドワード真秀の2人が先発。72分の3枚替えでは最後に5点目を決めた小林柚希と、12月に誕生日を迎える17歳、トップのマギージェラニー蓮の2人も登場。82分に木寺が交代で退くまでの約10分間は、今年度18歳になる選手が4人も同時にピッチに立つこととなった。

 試合後の記者会見でこの点を問われたペラッチ監督は、「選手の成長を信じている。クラブには優秀な若手がたくさんいる。彼らの成長はクラブのためにも、日本のためにもなる」と語っている。

 それが、ペラッチ監督の哲学でもあり、またレッドブル傘下の大宮のクラブとしての方針なのである。ペラッチ監督が招へいされたのも、クラブのそうした方針に基づいたものなのだ。

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