■若さがはらむリスク
そして、実際に若い選手たちはその期待に応えるだけのプレーをしている。
この日は、相手のアウトサイドの選手のタイプを分析して右サイドバックとして起用された木寺は的確なパスでカプリーニを走らせ、中盤にポジションを取っては攻撃をサポート。36分には素晴らしいクロスを入れた場面もあった。
この試合のピッチに立った4人の18歳の選手たちはいずれも才能もあるし、また戦術的にも落とし込まれていて、十分にハードワークもしていた。
ただし、72分に10代の2人(マギーと小林)が登場し、アンカーとして試合をコントロールしていた加藤も退いてから、主導権が完全に甲府に移ってしまったのも事実。
やはり、若さはある意味でリスキーでもあるのだ。
先ほども述べたように甲府の決定力不足のおかげで大きな問題にはならなかったが、強い相手だったら一気に3ゴールを奪われて勝点2を失ってしまう可能性すらあった。
大胆な若手の起用はクラブの方針でもあるし、非常にポジティブなことなので僕も基本的にはこの方針をサポートしたい。だが、「勝負」ということを考えれば、それは「諸刃の剣」にもなるのである。













