サッカーは無数のディテール(詳細)であふれている。サッカージャーナリスト大住良之による、重箱の隅をつつくような「超マニアックコラム」。今回は、1990年代の「世界サッカーの首都の顔」について。
■今年は「昭和100年」
今年の「敬老の日」は9月21日だった。ずっと停滞していた秋雨前線と日本の南岸をなめるように進んでいった台風25号の影響により、各地で大雨の被害が出た。当然、予定されていた敬老行事も軒並み中止に追い込まれた。
ところで、9月15日に厚生労働省が発表したデータによれば、日本全国で100歳超の高齢者は10万7677人と、初めて10万人を超えたという。また今年100歳となる2026年(大正15年、昭和元年)生まれの人は、女性4万5769人、男性8525人、合計5万4294人にのぼるという。
1926年は大正天皇が崩御し、年号が「昭和」に切り替わった年である。まったくの余談だが、私の母は常々「お母さんは昭和元年生まれよ」と言っていた。だが大正天皇が亡くなったのは12月25日のこと。母の誕生日は2月1日である。母は「昭和人」ではなく、まがうことなく「大正人」だったのである。子どもに見栄を張ってどうする…。
英国の故・エリザベス女王(エリザベス2世、在位1952年2月6日~2022年9月8日)は1926年4月21日生まれ。やはり「大正人」だった(英国人をこう呼ぶのはおかしいか)。またこの年、バルセロナの「サグラダ・ファミリア(聖家族教会)」で知られる建築家アントニオ・ガウディが亡くなっている(6月10日)。没後100年を迎えても、あの世界一芸術的な教会はまだ完成していない。














