■トルシエと共に「ソーマ!」と叫んだ夜。私がW杯に連れて行きたかった男

 31人の代表の中には5人の国内組が含まれている。GKはワールドカップでも2人の国内組が招集されたが、そのうち早川友基(鹿島アントラーズ)が再び招集された。今シーズンは、鹿島は守備が整わず、失点が増えているのが気がかりだが、早川が優れたGKであることは、昨年のJ1リーグでの活躍を見れば間違いない。現状では、早川が鈴木彩艶に次ぐ第2GKの座にあることは間違いない。

 さて、フィールドプレーヤーではワールドカップの時は長友ただ1人だったが、今回は4人が選ばれた。

 そのうち相馬勇紀FC町田ゼルビア)は、従来から森保監督のチームの常連組だった。

 6月に、亡くなった田村修一さんなどと一緒にフィリップ・トルシエ氏を囲む食事会があった。その席で「国内組で招集すべきだった選手はいないのか?」という話題になった時、僕とトルシエが一緒に「相馬」、「ソーマ」と叫んで、2人で顔を見合わせたことがあった。

 今年の百年構想リーグでも相馬はとても元気で、経験豊富な選手らしく、試合展開に応じてのプレー選択も正確だった。ぜひ、ワールドカップにも出場させたかった。特に、三笘薫南野拓実が欠場し、さらに久保建英が負傷で2戦目以降でプレーできなくなってしまっただけに、相馬がいればかなり役に立ったのではないかと僕は今でも残念に思っている。

 来年には30歳になるベテランだが、アジアカップでは花を咲かせてもらいたい。

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