■当日朝の「突然のシステム変更」。西川周作ら守備陣の戸惑いと、選手間での解決
実は、3バックは試合当日の朝に、曺監督から選手たちに伝えられた。西川周作は試合後に状況を話した。「まずホテルで呼ばれて、曺さんから個人的に『今日は3枚でいく』と話がありました。(その後で)ディフェンスラインにも説明がありました」。トレーニングでは、4バックで守備を固めていたのだが、突然に告げられたシステム変更に選手たちは相当に戸惑った。林幸多郎は「急きょ採用した形だったので、(守備に関して)そこまで詰め切れなかったと感じた」と話した。しかし、すぐさま選手たちがお互いに話し合いをして、曺監督が3バックにした意図を汲み取る。渡邊凌磨は「選手同士でいろいろ確認しながら、前の選手と後ろの選手で守り方や攻め方をある程度はっきりさせられた」と語る。
このことで分かるのは、守備の約束事は「個の戦術(判断)」に委ねているということだ。つまり、曺監督は戦術に長けているタイプではなく、モチベータータイプの監督だということがわかる。どちらのタイプがいいのかという問題ではなく、クラブとして今のチームに必要なタイプを選んだ結果が曺監督だったのだ。
急きょ告げられたシステム変更に対して、選手たちはよく対応した。では、システム変更を告げた曺監督自身はどのように考えていたのだろうか。試合後の監督会見の中に、その答えはあった。
このような質問から質疑応答ははじまった。
つづく



































