明治安田J1リーグ第1節 横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ 2026年8月7日(金)19:26キックオフ MUFGスタジアム(国立競技場)【横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ】撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■ 16歳の衝撃デビューと「古巣対決」の火花
半年間の特別大会を経て、シーズン移行を果たした新たなJリーグがいよいよ開幕した。
記念すべき国立競技場でのオープニングマッチに選ばれたのは、1993年のJリーグ開幕から一度も降格することなく最高峰の舞台で戦い続けてきた「オリジナル10」の2強、横浜F・マリノスと鹿島アントラーズだ。
J1史上最多となる6万3960人もの大観衆がスタンドを埋め尽くし、光と炎、和太鼓が交錯するド派手な演出の中でキックオフされた一戦は、日本サッカー史に残る壮絶な乱打戦となった。
前半、スタジアムの視線を独占したのはスタメンに抜擢された若き新星たちだった。横浜FMはクラブ史上最年少となる16歳の三井寺眞をデビューさせ、対する鹿島も18歳の怪物・吉田湊海を起用。「新時代のJリーグ」を象徴するかのような超新星たちのピッチ競演に、観客のボルテージは一気に跳ね上がる。
すると開始わずか7分、16歳の三井寺が魅せた。鮮やかな右足の振り抜きでゴールネットを揺らし、衝撃のデビューゴールを奪ってみせる。絵に描いたようなストーリー展開に、国立競技場は割れんばかりの歓声に包まれた。
だが、この日の真の「因縁」はここから熱を帯びる。昨季まで鹿島の重鎮として中盤に君臨し、今季から横浜FMへと禁断の移籍を果たしたMF知念慶だ。古巣・鹿島の激しいチェックを受けながらも、中盤で強靭なフィジカルを剥き出しにして牙を剥く。対する鹿島のヤン・マテウスも右サイドを切り裂き、お互いのプライドと肉体が激しくぶつかり合う。
さらに18分、三井寺が再びスタジアムをどよめかせた。ハイボールを右足のヒールで浮かせながら流れるようにトラップし、そのまま相手DFを置き去りにしてドリブル突破。谷村海那の勝ち越しゴールをお膳立てしたのだ。この夜の、そして新シーズンの主役の座は決まったかと思われた。























