■ラウンド16に進めなかったアジア勢

 さて、アジア勢(AFC)である。アジアからは、インターコンチネンタル・プレーオフから勝ち上がったイラクを含め史上最多の9チームが出場した。そのうちヨルダンとウズベキスタンは初出場だった。しかしカタール、サウジアラビア、イラク、ヨルダン、ウズベキスタンの5チームがそれぞれグループ4位で敗退した。

 韓国は初戦のチェコ戦を逆転で2-1の勝利に持ちこんだものの、メキシコに0-1で惜敗し、攻勢に進めた南アフリカ戦も0-1で敗れて勝点3、得失点差-1で3位となり、他の組の結果を3日間も待たなければならなくなった。

 イランは圧倒的に支配した初戦でニュージーランドと2-2で引き分けたのが痛かった。強豪のベルギー、エジプトと引き分け、3戦3分け、勝点3、得失点差±0となった。しかしグループステージの最終日、アルジェリア×オーストリアが3-3の引き分けとなり(不思議な試合だった)、両チーム勝点4となったため、韓国とイランの敗退が決まった。

「開催国」アメリカと交戦中で、チーム全体がアメリカとの国境に面する太平洋岸のメキシコ都市ティファナでの滞在を強いられたイラン。チームスタッフの一部がアメリカ入国を許されず、さらに、3試合が行われたアメリカでの滞在をそれぞれ24時間に制限されるなど、さまざまな困難な状況を強いられたイランの敗退は、非常に気の毒だった。

 そしてラウンド32に残った2チームも、日本がブラジルに1-2で敗戦、オーストラリアはエジプトと1-1のまま延長戦に入る奮闘を見せたが、PK戦で敗退して、アジアからラウンド16に進出したチームは皆無となった。

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