■南米は対抗できるのか

 欧州勢への対抗勢力は南米(CONMEBOL)である。過去22大会のうち10大会を制覇し(ブラジル5回、アルゼンチン3回、ウルグアイ2回)、欧州勢の12回(イタリア4回、ドイツ4回、フランス2回、イングランド1回、スペイン1回)と激しく競り合っている。

 しかしCONMEBOLは加盟わずか10か国というFIFA傘下の地域連盟中最小の団体。今大会は6チームが出場し、さすがに5チームがグループを突破した。ノックアウトステージ進出を逃したのは、H組で2分け1敗、3位に終わったウルグアイだけである。そしてラウンド32でも4チーム(ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン、コロンビア)が勝利を収め、ここで敗退したのは、開催国のひとつであるメキシコに0-2の完敗を喫したエクアドルだけだった。

 ところが、ラウンド16ではブラジルがノルウェーに(というよりアーリング・ハーランドに)1-2で敗戦。ラウンド32で1-1からPK戦でドイツを下して世界を驚かせたパラグアイは、フランスを相手に「アンチ・フットボール」を展開したものの0-1の敗戦、ルイス・ディアスが攻撃をけん引したコロンビアも欧州勢のなかで今大会最大の驚きと言われたスイスに0-0からPK戦で敗れた。

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