史上最多の48か国が参戦した北中米ワールドカップも、いよいよ頂点を決める佳境へと突入!強豪国が順当に勝ち上がる中、今大会の勢力図には「ある偏った傾向」が顕著に表れている。サッカージャーナリスト・大住良之が、各地域連盟の勝ち上がり状況をポイント化して分析。前編では、欧州勢と南米勢の「現実」をデータから浮き彫りにする!
■欧州勢の圧倒的な強さ
史上最多の48か国が出場した「FIFAワールドカップ2026」。6月11日に開幕した大会も、全104試合のうちすでに100試合が終了し、残すは準決勝、3位決定戦、そして決勝戦の計4試合だけとなった。
準決勝はフランス×スペイン(ダラス、7月14日14時=日本時間15日4時)とイングランド×アルゼンチン(アトランタ、7月15日15時=16日4時)。いずれも21世紀の世界のサッカーをリードする強豪であり、最新のFIFAランキングでも1位から4位を占めている(1位フランス、2位アルゼンチン、3位スペイン、4位イングランド)。どこが優勝してもおかしくない顔ぶれだ。
ここまでの試合で目立つのは、欧州(UEFA)勢の圧倒的な強さだ。準決勝の顔ぶれを見ても、4チーム中3チームを欧州勢が占めているが、この最終段階だけでなく、欧州勢は大会を通じてハイレベルな力を見せつけた。
別表を見てほしい。地域連盟別に「ノックアウトステージ」の各ラウンドに進んだチーム数を示したものである。「ラウンド32」は1点、「ラウンド16」は2点、「準々決勝」は4点、「準決勝」は8点、「決勝戦」は16点のポイントを付与し、総合ポイント数を出してみた。
準決勝前の時点では、決勝戦進出チームのひとつは欧州であることが決まっており、そのポイントも入れてある。各ラウンドのポイント総数は32点で、5ラウンドで計160ポイントになるのだが、現時点で144ポイントが確定している。欧州(UEFA)は、実にそのうち91ポイント(63%)を獲得しているのである。
































