サッカー日本代表の中村敬斗が、自身のルーツである原点のグラウンドにサプライズ出現。後輩の子どもたちとの和やかな交流をお届けした前編に続き、後編では一転して真剣な「プロの顔」に。子どもたちのまっすぐな質問から引き出されたのは、激闘のW杯の裏側や、日本代表入りへのシビアな現実、そして注目が集まる「今後の移籍先」まで。世界で戦うプレイヤーの本音と野心が明らかに――。
お母さんたちからの「イケメン過ぎる…」といったつぶやきも聞こえる中、和やかな雰囲気で進んでいた三菱養和SCでの質問コーナー。だが、サッカーの深い部分に踏み込む話題になると、中村選手の表情は真剣なものに変わった。
強豪国との激闘に話が及び、子どもからオランダ戦での同点ゴールの心境を尋ねられた中村選手。「めっちゃ嬉しかったね。でも、あれは狙い通り。日頃からチームでもいつも狙って入れていたシュートの形だったから」と語る。「初戦で負けなかったし、強豪国相手のゴールだったから、まあ……人生で一番嬉しいゴールだね!」と振り返ると、グラウンドは大きな拍手に包まれた。
その一方で味わった「世界の壁」も隠さずに後輩たちへ伝えた。決勝トーナメントで敗退したブラジル戦の話題になると、「本当に悔しかった。ブラジル戦はね、なかなかボールを触らせてももらえなかった。本当に悔しいゲームだった」と、世界のトップレベルと対峙したリアルな厳しさを吐露。「だからこそ、4年後に絶対にリベンジしたい」と、次なるW杯への誓いを口にしたのだ。
そのブラジル戦で対戦したヴィニシウス選手の名前が挙がると、「ヴィニシウスはヤバかった。速い、うまい、ちょっと強烈でしたね」と率直に語った。
記憶に新しいW杯ラウンド32のブラジル戦。後半13分、ヴィニシウス選手が冨安健洋選手の股を抜くドリブルから放ったシュートを、GK鈴木彩艶選手が好セーブで防いだシーンだ。世界を驚かせた緊迫した“8秒間”は、ピッチ上で対峙した中村選手にとっても強い印象を残したようだ。
続けて「チュニジア戦で鎌田大地選手にアシストしたときの感想は?」と問われると、瞬時にプロの顔つきに。「自分も良い形でボールを受けられて、大地君が最高のポジションに入ってきてくれたから…」と、得点を生んだパスと連携の妙を丁寧に解説し、質問した子の手を握った。



































