「誰のせいでもなく自分のせい」痛恨ロストに号泣した田中碧、親友の7番を背負った男のインタビューに反響「謝らないで」「4年後は、三笘さんと一緒に」の画像
ブラジル戦試合終了直後のサッカー日本代表MF田中碧(右はクーニャ)。 撮影/原悦生(Sony α1使用)

 北中米ワールドカップ(W杯)のラウンド32で絶対王者ブラジルに屈し、無念の敗退となった日本代表。試合終了のホイッスルとともにピッチに崩れ落ち、涙で大会を終えたMF田中碧の大会総括インタビュー動画が『DAZN』の公式SNSで公開され、ファンの胸を熱く打っている。

 前回2022年のカタール大会。スペイン戦で「三笘の1ミリ」からの折り返しを押し込み、奇跡の逆転ゴールを決めたのが田中だった。その後、世界トップクラスの強度を誇るイングランドで逞しく成長を遂げた彼は、今大会直前の負傷で無念のメンバー外となった盟友・三笘薫の「背番号7」を受け継ぎ、27歳で自身2度目となるW杯のピッチに立った。

 グループステージのチュニジア戦、スウェーデン戦では90分フル出場で中盤を支配する好パフォーマンスを披露。そして迎えたラウンド32のブラジル戦、1-1の緊迫した同点で迎えた後半33分、勝負を決める切り札としてピッチへ送り出された。

 押し込まれるハーフコートゲームが続いていた中、田中は日本のボール保持率を高めようと懸命にスペースを走り、身体を張った。しかし、魔の後半アディショナルタイム。自陣ゴール前でボールを奪い返した直後、ブラジルの猛烈なカウンタープレスに遭い痛恨のボールロスト。そこからパスをつながれ、悲劇の決勝ゴールを許してしまったのだ。

 試合終了直後から人目もはばからず号泣し、ずっと顔を上げることができなかった田中。『DAZN』では、悪夢のブラジル戦から一夜明けた際のインタビューが公開された。

「悔しいというのと、申し訳ないというのは率直に思います。やっぱりすごくいいチームだったですし、チームメイトもスタッフも、応援してくれているサポーターの皆さんも含めて、その期待に応えられなかったっていうのは悔しい。本当にまだまだ力が足りなかった」

 そして、勝負を分けたブラジル戦での失点シーンについて問われると、目をギュッと瞑り、天を仰ぎ見た後、言葉を紡ぎ出した。
「まぁ正直、映像を1回も見ていないんで、自分でも(状況が)どうなってるかの詳細は全然わかんないんですけど……奪ってクリアすれば良かっただろうなというのは、やっぱりあります。でも、その瞬間その瞬間、自分がベストだと思ったプレーをして、結果ああなったっていうのは、ただただ力不足だと思う。誰のせいでもなくて自分のせいだと思う。申し訳なかった」

 あふれる悔しさを必死に押し殺しながら、逃げずにしっかりと自分の言葉で責任を受け止めた。

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