■「結果を怖がらない」メンタリティは必要か?

後藤「うん。でも、それを8試合(決勝まで)続けるのは無理じゃないですか」

大住「もちろんそうなんだけど、そういう面を失っていいのかって思う」

後藤「それは、ラウンド32以降にそういう試合をすればいいんであって」

大住「スウェーデン戦の後で、このブラジル戦をどう戦うべきかと話したとき、僕が2023年にアウェイで4-1で勝ったドイツ戦のような試合をやってほしいと言ったのは、そういうことなんだよ。

 あの試合で、日本は何も失うものはなかった。ドイツとしてはワールドカップで負けたリベンジでガンガン攻めてくるだろうから、こっちもガンガンいってやれみたいな感じで4-1で勝った。

 そういう、結果を怖がらないメンタリティを、もう一度生み出さないといけないと思うんだよね。カーボベルデを見たから、余計にそう感じるのかもしれないけど」

後藤「そういう試合はあるよ。僕はこれまで見てきた7800以上の試合の中で心が躍った試合の一つが、2014年のU-20アジアカップのミャンマーとカタールの試合だった。

 ミャンマーのファンが、U-20ワールドカップという、世界への道が開けるかもしれないと思ってスタジアム中で祈っている。ドーハの悲劇の頃の日本のようで、本当に感激した。だけど、ワールドカップ優勝を狙うチームは、そうじゃないと思うんだよね」

大住「まあそうなんだけど、日本という国は、まだまだサッカーファンを増やさなきゃいけない。それなのに、これでいいのかなと僕は思うんだよね」

つづく

(5)へ続く
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