■森保監督も悔しかった「3人」のケガ離脱

後藤「冨安健洋も、チュニジア戦のようには自由にパスを出せなかったけど、それもしょうがないかな。守備でヴィニシウスと対峙していたんだから」

大住「前線との関係があるからね。全体が流れるように動いているチュニジア戦では、冨安のパスが活きていたと思う。ところがブラジルには、全体が抑えられて、非常に苦しい状態だったから、パスを出してもなかなか通らなかった。

後藤「なかなか出しどころが見つからなかったね」

――それが、森保監督が指摘する改善点につながるわけですね。決勝点につながるボールを奪われたのも、何とかつなごうとした個人に負担がかかった結果です。

後藤「そういうことですね。危ないところでボールを奪われるというのは、何度もありましたよ。パスの出しどころがなくて、持たざるを得なかったからだよ」

大住「ブラジルの選手は2、3人での守備が本当にうまいんだよね。バッとパスコースを切って出すところをなくさせて、仕方ないからとボールを持ったところに体を入れて奪っちゃう。それはクラブチームから始まるブラジルサッカーの特徴のひとつだよね。

 それにしても、この大会の日本は、やはり攻撃のコマが足りなかった。南野拓実が重傷を負って、大会直前に三笘薫、大会に入ってからは久保建英が、ケガで消えてしまったときに、世界に見せられるんじゃないかと期待した日本のサッカーを出せない大会になってしまった。森保一監督としても、非常に悔しいと思う」

つづく

(4)へ続く
  1. 1
  2. 2
  3. 3