【W杯】CL決勝出場チームに移籍できる選手も!試合中に「急進化」の上田綺世!それ以上に効いていたのは…【日本代表「王国との激闘、明日への飛翔」大激論】(3)の画像
ブラジルとの試合中も進化し続けた上田綺世。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 サッカー日本代表の2026年ワールドカップが幕を閉じた。結果はラウンド32での無念の敗退。だが、我らが真に目を向けるべきはその「内容」と、未来への「可能性」だ。激闘となった王国ブラジル戦で、日本が見せた確かな成長と、突きつけられた課題とは何だったのか。阻まれた壁を越え、さらなる高みへ飛翔するために――。日本サッカーを見つめ続けるベテランジャーナリスト、大住良之と後藤健生が、熱き想いとともに語り尽くした。

■なぜブラジルだと「パス」をつなげないのか

後藤「ブラジルがものすごいプレスをかけてきたわけじゃないんだけど、それでも奪った後に正確につなげないというのは、もう個人の差としか言いようがないよね。

 スウェーデン戦では、ボール奪ってからちゃんとつないで攻められたし、チュニジア相手にも簡単にパスがつながったんだけど。

 ブラジルはそれほどプレスをかけていないはずなのにと思うんだけど、パスを正確に蹴れないし、つなげなかった」

大住「ブラジルの選手は体を寄せるのがうまいから、それに絡め取られていた感じだよね。

 結局、押し込まれた状態で守備から攻撃へ移るときに、今回は個人の打開しか手段がなかったように思う。そこから2、3本のパスでフリーな選手をつくることが、できなかったのはちょっと残念だった」

後藤「なぜか分からないけど、強い相手と対戦すると、そういうプレーができなくなっちゃう。スウェーデン戦でも、そういうプレーが少し足りなかったけどね」

大住「そうそう。体を寄せられるとちょっと厳しいというのは、イングランドとの親善試合でも明白だった。そこを改善するには、個々が伸びていく、あるいはそういうプレーに強い選手が中心になっていくことが必要になると思う」

――それぞれの選手に、高いレベルでプレーして身につけてもらいたい、ということですよね。

大住「そういうことだよね」

後藤「前回大会からの4年間で明らかに強くなったのは、選手たちがプレーするクラブのレベルが上がったから。

 プレミアリーグでプレーする選手が何人もいるようになってここまで来たわけだから、次はやはりチャンピオンズリーグ決勝に出るようなチームでレギュラーとしてプレーするような選手が1人でも2人でも出てきてほしいよね」

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