【W杯】大谷ドジャースも使った9万人施設! サッカー環境が欧州に後れをとった理由【総工費8000億円!米スタジアム事情に映るスポーツ大国のリアル】(2)の画像
クラブ・ワールドカップも開催されたアメリカだが、かつてはスタジアム後進国だった。撮影/原悦生(Sony α1使用)

 現在、熱戦が繰り広げられている北中米ワールドカップ。共同開催国の一つであるアメリカは、言わずと知れた世界屈指のスポーツ大国だ。「スタジアムを見るだけでも、その国のスポーツ文化がうかがえる」と語るサッカージャーナリストの後藤健生氏が、ドジャースも本拠地とした9万人収容の巨大施設や、ビジネス主導で発展したアメリカンスポーツの歴史をひも解く。

■ドジャースも使用した9万人収容の「コロシアム」

 ロサンゼルスにはダウンタウン近くにメモリアル・コロシアムというやはり約9万人を収容するスタジアムが存在する。1923年に完成し、1932年と84年の夏季オリンピックのメインスタジアムとなった。

 ふだんはフットボール専用だが、オリンピックのときなどは陸上競技場に改装できるのだ。昔のスタジアムは多目的が普通だった。

 ちなみに、大谷翔平投手が活躍しているMLBのロサンゼルス・ドジャースはもともとニューヨークのブルックリン地区にあった球団だが、1958年にロサンゼルスに移転。62年にドジャースタジアムが完成するまではメモリアル・コロシアムを改装して使っていた。

 野球場として使うのは不便だったらしいが、なにしろ9万人を収容する巨大スタジアムだったので、MLBの観客動員数の記録の多くは現在でもメモリアル・コロシアム時代のドジャースが持っているという。

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