■ 語り継がれる「1ミリ」のドラマ

 日本代表と「1ミリ」の因縁は深い。
記憶に新しい前回2022年のカタール大会では、強豪スペイン戦で三笘薫がゴールラインを割りそうになったボールを執念の折り返しでつなぎ、田中碧の決勝弾をアシスト。世界中を巻き込んだ「三笘の1ミリ」として伝説となった。

 さらに今大会の初戦オランダ戦でも、新たなドラマが生まれていた。試合終盤、セットプレーからのこぼれ球に反応した小川航基のヘディングシュートに対し、相手DFファン・ダイクと競り合いながら、ゴールラインを割る寸前の「わずか1ミリ」のところで鎌田大地が頭でプッシュ。軌道をわずかに変えて貴重な同点ゴールをもぎ取った「鎌田の1ミリ」が、公式記録とともに大きな話題を呼んだばかりだった。

 そして今回の第2節で起きたのは、日本の歓喜を打ち砕く、まさかの「逆1ミリ」。DAZN日本語版の公式X(旧Twitter)がこのギリギリのシーンを「まさかの逆1ミリ」として公開すると、SNS上には驚きと絶賛のコメントが殺到した。

「入ってないんかー!」
「チュニジアのGK、まじでよくアレを掻き出したな…」
「まさかの逆1ミリみたいです」
「ダーメンの1ミリ発動してたか」
「最新テクノロジーは凄いわ!」
「これ、0.5ミリにも見えるぞ…」

 三笘の1ミリ、鎌田の1ミリ、そしてダーメンの“逆1ミリ”。肉眼では到底捉えきれない極限のドラマが続く北中米ワールドカップ。グループ突破を懸けた第3戦のスウェーデン戦でも、また新たな「ミリ単位」の白熱した攻防が見られるかもしれない。

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