■「一にガクポ、二にガクポ、三にガクポ」格言も

 本田のエンジンは、試合開始早々から全開だった。オランダのFWコーディ・ガクポ(27)のプレーを見るなり、「11番がめっちゃうざい」と関西人特有の言い回しでバッサリ。その後もガクポの流動的な動きに苦しめられるシーンが続くと、「一にガクポ、二にガクポ、三にガクポ」と格言めいた言葉で注意喚起を行った。さらに、オランダ選手の圧倒的な背の高さを「オランダのトイレの便器の高さ」に例えるなど、公共放送らしからぬ自由すぎる発言を連発した。

 後半に入っても本田のペースは止まらない。「審判は(オランダのDF)ファン・ダイクを見よう」と画面越しにレフェリーへ直接注文をつけたかと思えば、不意にカメラに抜かれた観客に対して「……誰?」と心の声をそのまま漏らすなど、やりたい放題。

 一方で、単なる面白解説にとどまらないのが本田の凄みだ。「そろそろいける気がする。流れがいい」と、自軍に傾いた流れを的確に指摘した直後に日本の2点目が生まれるなど、超一流の嗅覚を発揮する“神解説”シーンもしっかりと見せつけた。

 試合後、なんとNHKサッカーの公式X(旧Twitter)が、これらの本田語録とおおよその分数を一覧でまとめた異例の『解説もくじ』を公開。《画像と共に、きょうの【日本 × オランダ】の試合を配信でお楽しみいただけます》というアナウンスとともに、本田の解説そのものを極上のコンテンツとしてパッケージ化してみせたのだ。

 前回2022年のカタール大会ではABEMAの解説を務め、その飾らない言葉選びで日本中を熱狂させた本田。SNSでは、そんな彼をあえて起用したNHKに対し、《NHKの英断がすごい》と称賛の声が殺到。《公共放送のNHKなのに、言葉を選ばない本田語録のためにW杯を観てる感ある》《まさかNHKでここまで無双するとは思わなかったwww》と、ポジティブな反響が巻き起こっている。

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