■数字が示す成長の跡
しかし、2026年6月14日(日本時間15日)のオランダ戦はかなり様相が違った。
90分間を通してのポゼッション率はオランダの48%に対して日本も44%とほぼ互角の数字が残っているし、シュート数もオランダの10本に対して日本も9本と、互角に近い(ちなみに、4年前のドイツ戦のシュート数はドイツ26本に対して日本は12本。スペイン戦はスペイン12本に対して日本は6本と、ともに相手の半数以下)。
そして、そんな数字上のことだけでなく、試合展開という意味でも日本はオランダに対して互角に戦った。
前半戦は、いきなり3分にゴール前でドニエル・マレンに強烈なシュートを打たれ、鈴木彩艶のセーブに救われた場面があったが、その後はオランダもセットプレー以外には決定機をつくれず、日本も慎重に戦った。
右サイドの堂安律が攻撃に関われなかったと批判する声も聞くが、前半の堂安は相手の最大のストロングポイント、コーディ・ガクポに対処するため、守備にエネルギーを注いでいた。堂安と久保建英という日本チームを代表する攻撃のタレントがチームのために献身的に守備を行ったのだ。
それだけ守備意識を高くしてゲームに入ったのに開始3分でそのガクポのパスからマレンのシュートにつなげられてしまったのは反省材料だし、そもそも、守備を考えてスタートするなら、堂安ではなく菅原由勢を先発させた方がよかったのではないかとも思うが、とにかく、前半の堂安の守備への貢献は高く評価すべきだ。




















