サッカー日本代表はワールドカップ初戦を戦い、オランダと2-2で引き分けた。前回大会ではスペインとドイツを破ったが、今回のチームはさらに力をつけた「史上最強」の日本代表だと言われる。その評価は正しいのか。サッカージャーナリスト後藤健生が、オランダ戦を通じて検証する。
■4年前は「奇跡」
つまり、日本代表が「史上最強」だったか否かは結果(順位)では分からない。試合内容を見て、前回大会と比べなければならない。
そこで、オランダと引き分けた試合をカタール大会でドイツやスペインに勝利した試合と比較してみたい。
カタール大会でのドイツ、スペインに対する逆転勝利は結果という意味では、もちろんオランダ戦以上だった。しかも、ドイツ、スペインはワールドカップ優勝経験国なので「オランダより格上」と言うこともできる。
ただ、あの2試合はまさに「奇跡」のような勝利だった。
前半から相手にボールを握られ続けて一方的な試合となり、先制ゴールも許してしまう。
2点目を奪われなかったのは日本の守備陣の奮闘もあったが、当時のドイツ、スペインの決定力不足が主な原因だった(スペインの決定力不足は今大会も継続。カーボベルデとの初戦はスコアレスドローに終わった)。



















