■オランダ戦で得たものとは
6月14日に行なわれた北中米W杯のグループステージ初戦で、日本はオランダと2対2で引分けた。グループステージで首位を争うライバルに勝点3を与えず、勝点1を分け合うことになったのは、途中出場の選手たちの活躍によるところが大きい。
森保監督は2失点目を喫した直後の66分に、最初の交代カードとして前田大然に代えて伊東純也を投入した。そのおよそ10分後の75分には、渡辺剛、堂安律、久保建英を下げて、冨安健洋、菅原由勢、小川航基を送り込んだ。
右サイドがともにレフティの久保と堂安から、右利きの伊東と菅原に代わった。縦突破からのクロスを得意とする伊東が入ったことで、右サイドの深いスペースで優位性を生み出せるようになった。
88分に生まれた同点弾は、右CKから生まれている。菅原のスルーパスに伊東が反応したことで、右CKを獲得した。小川のヘディングシュートにつながるキックも、伊東が供給したものだ。
W杯のような短期決戦では、チーム全体の総合力が問われる。途中出場の選手が結果に直結する働きを見せることは、上位進出に不可欠だ。ひとりのラッキーボーイではなく、2人、3人のゲームチェンジャーの登場が求められるのである。
オランダ戦で得点につながるプレーを見せた小川と伊東をはじめ、そのプレーを下支えした菅原と富安、さらにはデビュー戦から意欲的なプレーを見せている塩貝健人が、次戦以降につながるパフォーマンスを披露した。これが、オランダ戦で得たものである。








