強豪オランダから執念で勝ち点1を奪い取ったワールドカップ初戦。スコアレスで折り返した前半の“守り合い”から一転、後半は激しい点の取り合いへと様相を変えた。試合を動かしたのは、警戒していた絶対的エースの一撃と、それに呼応してピッチ上で瞬時に“変化”をもたらした日本の背番号20だった。ベテランジャーナリストの大住良之と後藤健生が、久保建英が見せた見事な機転と、強敵を封じるために支払った代償について深く切り込む!
■オランダの「隙」とファンダイクの「壁」
――日本は相手のキーマンをうまく封じたとのことでした。
大住「攻撃を組み立てるフレンキー・デヨングはむしろ、日本がボールを持つと守備ラインの真ん中に入って、5バックみたいになっていた」
後藤「そういうこともあって、あまり前に出てこなかったしね」
大住「それが日本がサイドでボールを持っても、いつものような突破ができなかった理由だった」
後藤「だけどその分、オランダの攻撃も手薄だったよね」
大住「そうそう、当然そうなるよね」
後藤「だから0-0で前半が終わって、後半もそのままいくのかなと思ったら、点が入っちゃった」
大住「やはり、あれで点が入るんだよね。警戒していたフィルジル・ファンダイクのヘッドでね」
後藤「オランダの前半の枠内シュートは3本だったけど、そのうち2つはCKからだった」
大住「鈴木彩艶が、よく守ったやつだね」
後藤「1本目のシュートは、危なかった」


































