現地時間6月11日、北中米ワールドカップのグループA第1節が行われ、韓国代表がチェコ代表に2-1で逆転勝ちを収めた。試合には敗れたチェコだが、彼らがロングスローから決めた先制点のシーンに、多くのサッカーファンが度肝を抜かれている。
標高1560メートルのエスタディオ・グアダラハラで行われた一戦は、両チームともに慎重すぎるほどの安全モードでスタートした。だが次第に韓国ペースとなり、ソン・フンミンやイ・ガンインらを中心にチェコのゴールへ迫っていく。それでもチェコは、守護神であるGKマチェイ・コヴァールを中心に強固な壁を築き、無失点で前半を折り返した。
そして迎えた後半14分、それまでチャンスらしいチャンスを作れていなかったチェコに、待望の先制点が生まれる。
韓国陣内の右サイド深くでスローインを得ると、ヴラディミール・ツォウファルがゴール前へ鋭いロングスローを放り込む。そこに後方からキャプテンマークを巻いたDFラディスラフ・クレイチが猛然と走り込み、滞空時間の長い強烈な“ドンピシャヘッド”でゴールネットを揺らしたのだ。スローインを投げる直前、チェコの選手一人が韓国GKキム・スンギュの前に立ってブラインド(目隠し)役になるなど、チームとして完璧にデザインされたプレーであることがうかがえた。
今回のワールドカップでは複数のルール変更がテスト導入されており、その中のひとつが「スローイン、ゴールキックの5秒ルール」だ。ただし、これには「主審が遅延行為と判断した場合」との注釈がついている。実際、チェコの先制シーンではボールがタッチラインを割ってからツォウファルがスローインを投げるまで10秒以上の時間が経過していたが、主審からお咎めを受けることはなく、ゴールが認められた。




























