止まらない。また決めた。そして、また同じ角度から! J1サンフレッチェ広島の23歳FW・中村草太が、特別リーグの半年間を鮮やかな「4戦連発弾」で締めくくった。
6月6日に行われたJ1百年構想リーグ・プレーオフラウンド第2戦。西地区を4位で終えた広島は、第1戦(2-1)でのアドバンテージを手に、川崎フロンターレとのアウェー決戦に挑んだ。
試合は序盤から激しい一進一退の攻防が続いた。徐々に広島がペースをつかんでチャンスを作り出すが、川崎守備陣も意地の粘りを見せて得点を許さない。スコアレスのまま前半も終盤に差し掛かり、このままハーフタイムを迎えるかに思われた瞬間、広島の“紫の稲妻”がまばゆい輝きを放った。
左サイドのタッチライン際でのパス回し。東俊希が一旦、後方の佐々木翔へ戻すと、佐々木から鋭い縦パスが前線の中村へと通る。ボールを受けた中村はすぐさまドリブルで仕掛け、カットイン直後にサポートに入った松本泰志へパス。流れるようなワンツーの形で、見事にペナルティエリア内のポケット(奥深くのスペース)を陥れた。
ここからは、まさに彼の独壇場だ。1週間前の第1戦でのゴールと“完全に一致”するような形で左サイド最深部に侵入した中村は、角度のない位置から体を大きく開き、右足を一閃。放たれた鋭いシュートは美しい軌道を描き、逆サイドのネットに深々と突き刺さった。





























