■ラグビーでも証明された「ホームの利」

 最初にグループリーグを突破したのは、2002年の日韓共同開催の大会だった。

 このときは、やはりホーム・アドバンテージが大きかった。日本特有の蒸し暑さが日本にとって最大の味方となった。

 日本がワールドカップ本大会で初めて勝利を収めたのは同大会のロシア戦だったが、このとき、ロシア代表を率いていたオレグ・ロマンツェフ監督は、のちに再び日本を訪れたときに、わざわざ「あのときは蒸し暑かった。ホームでやれば絶対負けなかったのに……」と強がりを言っていたが、実際、2002年大会でグループリーグを首位で通過できたのはホームの利を生かしきったからだった。

 当時の日本代表は、ほぼ全員が国内組だったから、真夏の猛暑の中の試合にも慣れていた。

 同じ2002年大会では、やはりホームで戦った韓国はベスト4に進出したし、「番狂わせが起こらないスポーツ」と言われるラグビーのワールドカップでも、2019年に日本で開催された大会で日本代表はティア1のアイルランド、スコットランドを下してプール首位通過を果たしている(暑さの中で戦ったため、汗でボールが滑って相手チームにハンドリングエラーが多発した)。

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