■出場枠拡大の影響
ワールドカップは、2022年大会までの32チーム出場から今年の大会で48チーム出場へと、出場枠が一挙に1.5倍に拡大された。
アジアで見ると、カタールが予選免除だった2022年大会のひとつ前の2018年ロシア大会の予選では4.5枠(4チーム出場権獲得、1チームは大陸間プレーオフ、結果的に5チームが出場した)だった。それが2026年大会では、8.5枠(8枠プラス大陸間プレーオフ)に増え、最終的にイラクがプレーオフで出場権を獲得したことで、9チームが出場することになった。
「3次予選」でイラン、ウズベキスタン、韓国、ヨルダン、日本、オーストラリアの6か国が出場権を決め、「4次予選」でカタールとサウジアラビアが加わった。そして今年3月にボリビアを2-1で下したイラクを含め9チームになったのである。
アジアに限って言えば、5から9へと大幅な出場チームの増加があったが、予選が意味のないものになったという感触はない。枠が増えたことでアジア各国のモチベーションが高まり、多くの国で強化が急激に進んだからだ。その手法が「帰化競争」であったとしても、アジアのナショナルチームの競争力が過去数年間で大幅に増したのは間違いない。
つづく





















