■観客は関係者ばかり…進行する「ファーム化」
さて、この日の関東大学リーグ。第1試合の入場者数が426人、第2試合が433人と発表された。しかも、ほとんどが両大学の関係者ばかりだ。
同じ大学スポーツでも、野球やラグビーは今でもそれなりの人気を維持しているのに対して、サッカーの大学リーグは、残念ながら、一般のサッカーファンの関心をほとんど集めないマイナーな存在になってしまった。
現在の大学サッカーは、まさにJリーグの育成組織の一部であるかのような存在になっている。
どこの大学も、多数のJリーグのアカデミー出身の選手を擁している。たとえば、この日の東洋大は先発11人中、なんと10人がJリーグクラブの育成組織出身だった(ちなみに、対戦相手の国士舘大は10人が高校出身)。そして、卒業後にJリーグクラブに入団する選手も多いし、JFLや各地域リーグで日本サッカーを底上げする人材も多い。
JリーグのU-18出身の選手たちも、さまざまな理由で直接トップチームに昇格せずに、大学チームで出場機会を増やして、ある程度の経験を積んでからのプロ入りを狙う。まさに、日本および韓国にしかない選手たちのキャリア形成である。
しかも、最近は大学チームで4年間プレーすることなく、早めに大学チームを離れてプロ入りする選手も多い。
その典型的な例が、塩貝健人であろう。






















