■徳島は残り試合をどう戦うのか

 新潟は前節までの14試合で、クリーンシートを8試合記録している。この数字はリーグトップタイだ。徳島も無失点試合を「8」揃えているが、新潟の14失点はグループ首位のカターレ富山、2位の徳島の「16」よりも少ない。

 徳島は新潟と開幕節で対戦し、4対0の勝利をつかんでいる。しかし、船越優蔵監督が指揮するチームは、3か月前より確実に練度を上げている。ホームのビッグスワンでは4連勝中を飾っており、0対1から試合を引っ繰り返すのは簡単ではない。

 徳島のアレックスコーチは73分にMF重廣卓也とMF高田颯也を、83分にはMF岩尾憲を投入する。88分にはスピードスターのFWローレンス・デイヴィッドも送り込み、新潟のゴールをこじ開けようとする。しかし、新潟が最終盤は4バックから5バック気味に変更してきたこともあり、DFとDFの間にパスを差し込むことが難しくなり、ブロックを敷かれたことでDFラインの背後にスペースを見つけることも困難となった。前半は2対9だったシュート数が後半は5対2となったものの、得点を奪うことはできなかった。0対1のまま押し切られてしまったのである。

 徳島は9勝5敗1PK負けの勝点28で、首位を走るカターレ富山との勝点差は「6」となった。3位の新潟は勝点28、4位の高知は勝点27、5位の愛媛FCは勝点25で、追いかけてくるチームの足音が大きくなっている。

 気になるのはエンゲルス監督との契約をどうするのか、だ。

 監督交代へ踏み切るのなら、もちろん早いほうがいい。ただ、J2・J3百年構想リーグの地域リーグラウンドが残り3試合で、プレーオフラウンドを含めても5試合ということを考えると、百年構想リーグはアレックスコーチに任せるのが現実的だろう。

 クラブのフロントは並行して、新監督の人選を進めていかなければならない。昨シーズンのJ2リーグで4位となり、J1昇格プレーオフで決勝まで進出したチームが、岐路に立たされている。

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