■Jリーグで実際に計測

 参考までに、4月29日に三協フロンテア柏スタジアムで行われた「明治安田J1百年構想リーグ EASTグループ」第13節の「柏レイソル×FC東京」で、実際に選手交代にどれくらいの時間がかかっているか、DAZNの映像を見直しながら計ってみた。映像には第4審判が交代ボードを示した瞬間は映されていないが、ほとんどの場合は、主審の吹く笛の「音色」で想像がつく。

 ビジターのFC東京が前半43分にカウンターから先制し、前半は0-1。柏のリカルド・ロドリゲス監督は、後半開始時にFW細谷真大とMF小西雄大に代えてFW垣田裕暉とMF原川力を投入する。当然、この交代には時間はかかっていない。

 後半12分、攻撃力強化を目指すロドリゲス監督はMF小見洋太に代えてMF大久保智明を投入。小見はすぐに近くのラインから出たため、交代にかかった時間は16秒だった。

 そして後半15分にFC東京に追加点を許し、0-2となると、柏はさらに交代のカードを切る。DF杉岡大暉に代えてMF山内日向汰を入れたのだ。杉岡もすぐにゴールラインから出て、この交代にかかったのはわずか5秒間だった。1秒でも惜しい柏としては、素早い交代は当然だった。

 後半なかば、FC東京の松橋力蔵監督は2人の交代を決断。FW尾谷ディヴァインチネドゥとMF野澤零温がタッチラインに立ち、直前に与えられた柏のFKが終わるのを待つ。このFKから柏が1点を返すが、松橋監督はそのまま交代を指示し、FWマルセロ・ヒアンとMF遠藤渓太が退出する。ゴールが決まってすぐに交代ボードが示されたはずだが、主審の指示までに少し時間が必要だったかもしれない。かかった時間は43秒だった。

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