【サッカー今日は何の日?5月5日】98年J1王者と98-99アジア王者&99年J1王者が旧国立競技場で激突!「ナショナルダービー」は延長戦へ突入!111分に美しいゴールで決着!の画像
旧国立競技場での「ナショナルダービー」は延長戦の末に決着!

1993年の5月15日にJリーグが開幕し、同年の10月28日に『ドーハの悲劇』、そして1997年11月16日の『ジョホールバルの歓喜』を経て、初めてワールドカップ出場を果たした日本サッカー界。このシリーズ連載では、時に人々を歓喜させ、時に人々を悲嘆させた、日本サッカーの歴史を紐解きながら、サッカーに関連する「今日の出来事」を紹介する。

 1999年の5月5日、東京の国立競技場は5万1000人を超える大観衆を集めた。

 五月晴れの下、Jリーグ前期第11節でぶつかったのは鹿島アントラーズジュビロ磐田。1996年にJリーグを初制覇果たした鹿島と、1997年にJリーグ創立時の10チーム、「オリジナル10」以外で初めて年間王者になる磐田は、90年代終盤から2000年代にかけて「2強時代」を形成。96年から7シーズン、鹿島が4回、磐田が3回、王者になる。

 FW柳沢敦、MF小笠原満男、DF秋田豊らの鹿島、FW中山雅史、MF名波浩、MF藤田俊哉ら日本代表の主力をなすメンバーが一歩も譲らずリーグを盛り立てた。

 この年の磐田は、1998ー99アジアクラブ選手権(現在のACL)の決勝を4月30日に戦い、アジアを初制覇ばかり。約1カ月オフのない強行日程での疲れが見えたが、鹿島の小笠原に先制ヘッド(37分)を許しながら名波の直接FKで同点(84分)。延長に入るとMF服部年宏のクロスを中山がヘッドで折り返し、藤田がGKと交錯しながら押し込んだ(111分)。

 シュート数は鹿島の24本に対して磐田が16で、GKの好守も続出。ともに攻め合ったスリリングな展開で、観客の歓声と悲鳴が飛び交う「ナショナルダービー」(スペインのレアル・マドリードバルセロナのような国を代表するライバル対決)の一つのピークのゲームだった。

 鹿島を下した磐田は前期優勝、後期は苦しんだがチャンピオンシップで県内のライバル、清水エスパルスを下して2回目のVを手にする。

 あれから17年--。2025年に9年ぶり9回目のJ1リーグ優勝を果たした鹿島に対し、磐田はJ1とJ2を行き来するようになっている

  1. 1
  2. 2