■ラオスの未完の「勝利の門」

 ラオスの首都ヴィエンチャンにも、「パトゥーサイ(勝利の門)」という凱旋門様の塔がそびえています。こちらは、エトワール凱旋門と同じ49メートルの高さを誇っていますが、幅は狭く細長い形をしています。

 ただ、この門は1957年に無名戦士の追悼施設として建設が始まったものの、その後の度重なる政変もあって名称もさまざまに変わり、まだ完成には至っていないようですが、それでも観光名所となっていて、頂上に登れば市内を一望することができます。

 いずれにしても、「凱旋門」は時の権威主義的な政治指導者たちがその権力を見せつけるような目的で建設したものが多いようです。

 そういう意味では、トランプ大統領がワシントンDCに建設しようとしているものは、まさに同大統領にお似合いの記念碑的建造物なのかもしれません。平壌の金日成の凱旋門と高さを競い合うあたりも、トランプ大統領らしいと言えるかもしれません。

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