■結果を出すために不可欠なもの
優勝を争っている鹿島も、FC東京も、どちらも堅固な守備力を生かした戦い方が特徴のチームだ。もちろん、3位に付けているFC町田ゼルビアも、J1に昇格したばかりの頃に比べれば、「守備一辺倒」、「ロングスローを含むセットプレーだけ」ではなくなっているが、やはり堅守をベースにしたチームであることに変わりはない。
本当なら、自分たちでボールを動かして堅固な守備を崩し切って勝負する攻撃的なチームが現われて優勝争いに加わってほしいのだが、2025年にパス・サッカーを駆使して準優勝したリカルド・ロドリゲス監督の柏レイソルは今季は完全に出遅れて依然として低迷中だ。
また、かつて超攻撃的なパス・サッカーで4度のJ1タイトルを勝ち取った川崎は、第9節の浦和戦や第10節の鹿島戦で、強かったころのイメージ通りのパス・サッカーを披露した。しかし、どちらの試合も守備があまりにも淡泊で、あっさりと失点を繰り返し、浦和レッズ戦ではそれでも攻撃力を生かして逆転勝ちしたものの、守備の堅い鹿島戦ではそのまま0対2で敗れてしまった。
サッカーで結果を出すためには、やはり守備の安定は不可欠。守備が崩壊していては勝点を伸ばせるわけはない。









