【2026年明治安田J2・J3百年構想リーグ アルビレックス新潟vsカターレ富山「詳細分析」】新潟、「0-3」大ブーイングの前半から選手交代で一変 流れを変えたのはCBである理由【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
船越優蔵新監督を迎え試行錯誤が続くアルビレックス新潟  撮影/中地拓也
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■チーム得点王のブラジル人をベンチスタートに

【明治安田J2・J3百年構想リーグ 3月20日 14時00分キックオフ 新潟 2ー3 富山  デンカビッグスワンスタジアム】

 J2とJ3による混合リーグは、やはりというべきかJ2が優勢だ。

 明治安田J2J3百年構想リーグは、3月22日までに7節を終了した。今リーグはJ2とJ3の合計40チームを4つのグループに分けて行なわれており、どのグル-プでもJ2が優勢だ。

 J1からJ2に降格したアルビレックス新潟は、WEST―Aで首位と勝点3差の4位につけている。20日に行なわれた7節では、J2のカターレ富山と対戦した。

 新潟はここまで消化した6試合すべてで、相手よりもシュートが少ない。1対0の愛媛FC戦、3対0のカマタマーレ讃岐戦、2対0のFC今治戦も、シュート数で上回られている。スコアレスドローに終わった前節の奈良クラブ戦は、シュートゼロに終わっている。

 ここで紹介しているのは、公式記録上の数字だ。実際に足を振っている場面はある。J2降格を招いた「シュートへ持ち込む場面が少ない」との課題解消に、船越優蔵監督(48歳)のもとで取り組んでいる段階だ。

 ハイプレスからボールを奪い、直線的にゴールへ向かっていく場面は、どの試合でも見ることができている。カウンターのシチュエーションでパスを受けたアタッカーは、味方のサポートを待つよりも自分で仕掛けていく姿勢を示している。攻撃のスイッチが入った瞬間に、全員が前への意識を共有している場面も見られる。いわきFCから加入したMF大西悠介(24歳)のように、相手と競り合いながらドリブルで運んでいく力強さを持った選手もいる。

 船越監督はここまで、GKバウマン(29歳)とDFラインをほぼ固定している一方で、中盤から前線の組合せを試合ごとに試している。同じ選手を左右両サイドで起用したり、選手のキャラクターによって立ち位置が変わったりしている。

 昨シーズン途中に加入したブラジル人FWマテウス・モラエス(25歳)は、6節まで3ゴールと好調だ。しかし、この富山戦はベンチスタートだった。FW小野裕二(33歳)とFW若月大和(24歳)を、スタートから初めて起用した。結果を求めながらも、選手の適性や2人、3人の組合せを見極めていることが読み取れる。

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